Love, Sweets & Yoga

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

弥彦・岩室温泉に行ってきました(3日目・岩室温泉)

これまでのあらすじ

関空から空路新潟に飛び、そこからタクシーで弥彦に。2日目は岩室温泉近辺の見どころをいろいろ巡りました。

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地元の食材とお酒を堪能してぐっすり寝ました。

朝食

そして朝食。

非常に端正です。これに最高の白ごはんとお味噌汁が加わります。新米が最高すぎて、この日もおかわりしてしまった…。

いわむろや

今日は9時出発です。 まずは地元の観光拠点「いわむろや」へ。
www.iwamuroya.com

ここでは、地元の物産が買えたり、足湯に入れたり、イベントが開かれていたりします。訪れた日は、ちょうど「いわむロックfestival」という地元フェスの初日で、朝からみなさん準備に忙しそうでした。
いわむロックFESTIVAL2022 - いわむロックFESTIVAL

いわむロック、事前に聞いていたイメージでは、もう少しこじんまりとしたものを想像してましたが、屋外に2つ、屋内が1つ、合計3つのステージがあり、2日間かけて60組が参加する大がかりなフェスらしく、人もすごく多かったです。

岩室の街めぐり

いわむろやさんで借りたレンタサイクルで出発。電動自転車は踏み出しの勢いが強くてなれるまで結構ビビリました。

まず、旅館「富士屋」さんの敷地を抜けて、源泉公園に。

ここが岩室温泉の源泉。

温泉の由来として、白髪の老翁が庄屋さんの夢枕に立ち、お告げに従ってそのあたりを探すと、傷ついた雁が温泉で怪我を治していた…という言い伝えがあるらしく、それにちなんだ雁の像がありました。

種月寺

そこからしばらく行くと山沿いに大きいお寺が。

茅葺きの大きい禅寺で、もともとは禅宗の教育施設みたいな性格の寺だったらしいです。今も座禅体験などやっていて、海外観光客にも人気らしいです。

確かに日本の原風景って感じしますね。かっこいい。お庭には銀木犀と金木犀があって、すごく良い匂いでした。

天神山城跡

山沿いを走っていると「天神山城跡」への距離を示す道標がいくつもあります。距離としてはさほど遠くはなさそうでもあり、電動アシスト自転車だから上り坂も平気だし、気になるので向かってみました。

道路を登り切ると「天神山城跡入口」となっていて、石の階段があります。ちょっと山道っぽいので大丈夫かな?と思って躊躇していたところ、降りてきたお年寄りが「城まではすぐだよ」って言うので、じゃあ登ってみましょう!ということに。


ガチ山城でした \(^o^)/

物見台からは平野を見下ろせてすごい良い景色ですが、さすがにちょっときつかったかなー。

鍛えているお年寄りからみれば「すぐ」かもしれないけど、正直、ちょっとした散歩気分で登るような山ではないですよ。物見台までは上り階段を30分、そこから本丸跡まで10分ぐらい登ることになります。一応階段は整備されてるけど、里山に登る程度の靴は履いて杖も持ったほうが良いコースだし、水を持っていかなかったのは軽率でした。

ただ、こういう山を駆け回っていた昔の武士のことを考えたりするのは趣がありました。直江兼続の弟、大国実頼のお城なのですって。

http://www.iwamurokankou.com/tourism/tenjinyama.php

スリランカカレー屋さん

山に向かう途中にあるスリランカカレー屋さんがM氏おすすめらしいです。
loco.yahoo.co.jp
もともとは別荘として使われていた日本家屋(すごい豪邸)で本格カレー、というなんかすごいお店。ただ、この日は朝ごはんをしっかり食べたので、カレーは少し重いかも…と思い、見送りました。せっかくフェスだし屋台で何か食べたい気持ちもありましたし。

宝山酒造

山登りですっかり疲れてしまって、自転車の電池もなくなりかけてきました。

街に降りて酒蔵見学でもしましょうか、ということに。試飲できるという話だったけど、この日は、ちょうど団体のお客さんと同じタイミングだったので飛び込みでは無理でした。まあ自転車ですしね!ノンアルコールの甘酒をいただきました。
takarayama-sake.co.jp

優しい甘みがしみましたわー。

小富士屋さん

岩室土産といえば岩室せんべいということで、和菓子屋の「小富士屋」さんに伺いました。
岩室温泉 小冨士屋・温泉せんべい・たまご饅頭・豆腐プリン・雁の子・温泉土産
http://instagram.com/okashi_kofujiyainstagram.com
https://www.instagram.com/p/BoDYfRKADR9/

プリンをいただき、いろいろお話を聞きました。

このプリンもまったり優しくて、このあたりの食べ物、なんだか全般に上品な感じします。お土産におせんべいも買いました。瓦せんべいみたいな形の炭酸せんべいです。

ところで、こういう温泉せんべいって炭酸泉を活かして作るものだけど、岩室は硫黄の香る塩化物泉なのに、どうしてって思ったら、昔は岩室温泉は硫黄感のない炭酸泉だったらしく、枯渇してしまったために新たに掘った源泉で泉質が違うとか?

いわむろやふたたび

ここで、ちょうどお昼になったので、いわむろやのフェスの出店でお昼食べようということになりました。

朝ごはん沢山たべたのであまりお腹すいてなかったりなので、とりあえず出店で買ってビールを飲みました。出店を眺めてたら、五所川原から来て貝焼き味噌を売ってる人がいるので、頼んでみました。

こういう感じで、貝の上でスクランブルエッグっぽいものを作るお料理ですね。弘前ではよく食べるけど、五所川原のは煮干しが入ってて弘前のとはちょっと違ってました。

フェス、出演者も主に地元出身だったり活動拠点が地元だったりと、すごくローカル。で、若い人が元気でなんか安心しました。

しかし、晴れててすごく暑いです。音楽もそれなりに音量があり、人も多いので、やや疲れ気味。そして、今回同行していただいたM氏はあんまりお酒を飲む人ではない。思うに、お祭り人間タイプでなく、お酒を飲まない人の場合、賑やかなお祭りを素面で乗り切らないといけないの大変だと思う。自分も子どものころはこういう賑やかなのはすごい苦手だった。おとなになってお酒が飲めるようになってから楽しくなったけど。

そういうこともあって、フェスは切り上げてちょっと出かけましょうという流れになりました。

寺泊

弥彦岩室から、少し車で足を伸ばして行く観光コースとして人気があるのが寺泊。

漁港があり、おいしい海産物があるということで「魚のアメ横」って言うぐらい賑わってるらしい。私は行ったことなかったけど、NegiccoのNao☆ちゃんもインスタに上げてたし、Meguちゃんもおすすめお出かけスポット的に紹介してたし、興味津々です。

しかしこの日は連休ともあって人が多く、駐車場もいっぱいで、お店も行列ができていたりで、なるほど、良くも悪くもアメ横ですね。みんな海産物買い込んで浜焼き食べてます。

牡蠣が気になったけど、ちょうど夏の岩牡蠣と秋の牡蠣の端境期、体調崩してはいけないという責任感から自重しました。浜焼き、焼きたては好きだけど焼いて時間が立つと、お酒欲しいよなーって思うし、車で移動する場合は、運転手さんに配慮して基本的には飲まないことにしているので、道の駅で見かけてもあまり食べないんですよね。

売られてる海産物はおいしそうだったし、自炊旅行だったらこういうとこで買い出しして料理して食べると楽しそう。そういうのは今度やってみたい。

ふたたび弥彦

さすがに疲れたのでお茶でも飲みましょうということで、また弥彦にもどってきて、おもてなし広場の喫茶店に入りました。
https://www.e-yahiko.com/food/hana-usagiwww.e-yahiko.com

ここは弥彦の芸妓さんがサイフォンでコーヒー淹れてくれるカフェです。お姐さんがかっこいいのに、話すとなんだか可愛らしかった。これが色気というものなのかしらん?

弥彦から岩室に向かう道沿いには、地元食材を地産地消で出すコンセプトのおしゃれな店が並んでます。www.fujitafarm1866.com 「ジェラテリア・レガーロ」さんには長い行列ができてました。

チェックイン

3日目の宿は、いわむろやの目の前にある「ゆもとや」さんでした。
www.yumotoya.co.jp

こちらは海外からもお客さんが来る大規模な温泉旅館で、売店とかゲームセンターとか一通り充実しており、懐かしい雰囲気があります。家族連れとか大人数の団体さんで賑わってました。子どものころの家族旅行ってわりとこういう宿に泊まったなって懐かしい気持ちに。

チェックインして昔ながらの仲居さんに案内され、しばらく部屋でぼんやりしてましたが、少し休憩して気持ちに余裕でてきたら、夕食までは時間もあるし、ビールもちょっと飲みたいし、いわむろやに再チャレンジすることにしました。

フェスは終わろうとしていましたが、食べ物屋さんの屋台はまだあったので、沼垂ビールと卵焼きにありつきました。
https://www.instagram.com/p/BoD3gUSglB4/
こういう雑な感じでビールを飲むことにより、ようやく自分のペースを取り戻しています。この旅程、ずっと誰かと一緒だったので、それなりに気を使ってたんですね。

ビールを少し飲んでいい気分になったので宿に戻り、大浴場に向かいます。家族連れで大浴場は賑わっていましたが、お風呂自体がかなり広いので快適。こちらのお湯はフィルタがかかっててタール感はなく透明ですが、しょっぱい硫黄味は健在。

そこから食事です。

ゆもとやさんの特色として「泊食分離」というのを打ち出しています。これは、温泉旅館でよくある館内で会席料理というプランだけではなく、近隣の名店とコラボし、送迎付きで夕食を外で食べることにより、街の魅力に触れてもらおうというコンセプトだそうです。

それで、今回は、築120年の古民家を改装したイタリアンレストラン「KOKAJIYA」さんで夕食を取るプランになっておりました。
kokajiya.com

プランのポスターが大浴場の入り口に貼られているのを見ると、色浴衣のままで移動OKらしい。私は温泉宿に泊まる時は基本浴衣で過ごしたいほうです。でも、季節も秋だし、ちゃんとしたレストラン出し、大丈夫かな?よくわからない時にはコンサバ側に振るので、往路に着てたワンピースで向かうことにしました。お食事はM氏と、ゆもとやの社長さん(観光協会の会長さん)とご一緒することになったので、それで正解でしたね。

お店は、むっちゃおしゃれでした。

お料理は和の雰囲気を感じるイタリアン。ここも地元食材にこだわったメニューです。地元のお酒の飲み比べセットをお願いしました。


全体的にちょっと懐石っぽい風流な感じの盛り付けですし、味付けもやっぱり柔らかい。「関西の人のお口に合うかどうか」って言われましたが、新潟、こういうお酒の席のお料理は、関西よりも柔らかいだしの効いた感じのお料理が多いと思います。おそらく、古くから北前船で上方文化との交流があったから、そういう部分で古き良き上方っぽさが残ってるんじゃないかと言うような話をしました。

ホテルに帰って、ちょうど良い気持ちになったので、売店でエチゴビールと氷結を買い、部屋でゆっくり飲んで寝ました。

朝食

翌朝は例によって朝風呂をいただいた後、朝食です。旅館の大きい宴会場でのビュッフェ。これはこれでテンションの上がるものです。

なつかしいご飯のおかず的なものが無限にあり、言うまでもなく、ご飯はおかわりです。

帰路

帰りは空港まで送っていただけるということでしたが、旅行のモニターなので、駅から空港までの帰りルートをちゃんとたどりたいということで駅まで送ってもらうことにしました。いわむろやではフェス2日目が始まっていて、朝早いのに相変わらず賑わってました。

弥彦も岩室もそうですが、観光の拠点となる場所で週末ごとにいろいろイベントが開かれてます。で、まず、地元の人たちが楽しんでるんですね。なんか地元の魅力を知ってもらおう、工夫をして街を盛り上げようという気持ちが伝わってきます。通り過ぎるだけだと過疎の印象はあったけど、良い温泉が出て食べ物美味しくてお酒も美味しくて景色が美しいの、やっぱり根源的な部分で強いと思いました。

もともと自分は出不精で旅行もあまり好きじゃなかったけど、いろいろな縁があり日本中を旅するようになり、これからも、いろんな街でいろんな魅力に触れたいと思うのでした。(モニターのオファーお待ちしてますw)

巻駅

さて、巻駅まで送っていただいて「ありがとうございました」とお礼をいいつつ改札に入ったけど違和感が…

この駅、二面二線だけど、どこにも「XX方面」って書いてません。不親切じゃない?と思ったけど、不親切なのではなくて、越後線は単線で2番線は交換用。基本的には上下線とも駅舎側の1番線から出るのでした。

そして電車が来たので乗ろうとすると扉が開かない。これも乗る時にボタン押して乗るスタイルなのでした。うーん、慣れない。

新潟駅、ぽんしゅ館、空港

新潟駅といえば、「人をダメにするシステム」「日本酒ガチャ」として有名なぽんしゅ館の試飲スペースですが、時間ないので今回はパス。お土産におにぎり買います。新米の季節ですから。

ponshukan-niigata.com

最初はプレーンな感じの塩むすびと思ってましたが、「バカタレおにぎり」というものを発見。これは、タレカツをおにぎりに載せたもので、新潟から帰りの食事の定番、タレカツ丼をおにぎりにしたものです。娘におみやげにしようと2つ買い込み、空港バスにのりました。

帰りのpeachは13時35分発。お昼を食べるには良い時間なんですけど、新潟空港は保安検査場が1レーンしかなくて、さらに出発便の時間は複数の便かぶることが多いです。ゆえに出発直前になると検査の列が長くなる傾向があり、さらに3連休の最終日だし、レストランで食事するのは時間読めなくて危険かなと思ったのです。

こういうときは、早めに保安検査場抜けて搭乗ロビーで軽く食べるのが得策なのですが、新潟空港は売店の食べ物があまり充実してない。ゆえにあらかじめ何か買っておくという作戦です。売店には食べ物はあまりないけど、スーパードライの他にスワンレイクビールとこしひかり越後ビールの生があるんですよねー。

大満足で帰途についたのでした。

まとめ、謝辞

ここまで3泊4日で、当初は1泊か2泊という予定だったところ、岩室観光協会の会長さんが「そんなでは全然回りきれない」っていうことで、こんな盛りだくさんなスケジュールになったようです。おかげさまでむちゃくちゃ堪能できました。幸い、連れはわりと近くに住んでて行動範囲内なので、またイベントがある時にでも遊びに行ってみたいと思ってます。

弥彦でも岩室でも、地域の人からいろいろ面白いお話も伺ったし、温泉入って美味しいもの食べてお酒もいっぱい飲めました。すごくいい街でした。

さまざま手配していただいたり現地でアテンドしていただいた弥彦観光協会さん、岩室温泉地域づくり協議会さん、岩室温泉観光協会さん、ありがとうございました!