Love, Sweets & Yoga

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

良いベッドで寝るのがすごい好きなのだということに気づいた

この間、連れとチャットをしていて、旅行費用の話になり、どうせ寝るだけなんだからカプセルとか漫喫で寝て、その分を食事とかの費用に回したほうがいいって言われたのだけど、なんか釈然としなかった。

まあ、個人の好みとか価値観の問題だから相手がそう感じるのは良いし、実際、自分も昔はそう思って宿泊費用を削ってた時期もある。でも、ここ3年ぐらいはちゃんと宿を選ぶ。といっても予算としては1万円ぐらい、チェーン店のビジネスホテルでも構わない。ドアに鍵がしまってそこそこの防音がありちゃんとしたベッドがある部屋に泊まりたい。

さらに、地方の小都市だと、地元の人が結婚式を挙げるようなそこそこ格の高いホテルにビジネスホテル価格で泊まれて、そういう宿の朝食バイキングはだいたい素晴らしい。

たとえば、私の故郷で言えば、地元民が同窓会したり結婚式したり親族の顔合わせみたいなイベントはだいたいここのレストランでやる、それなりの格があるとみなされるホテルがここだ。
gh-hotel.co.jp
それが1泊6000円台でバイキングもついてたりする。ラブホの宿泊より安いのちょっとおかしくないかと思う。漫喫で3000円取られるなら、この手のホテルに泊まりたい。なんなら旅行に行かなくても泊まりたい。

連れとの話の中で、私が宿のランクを落としたくない理由として治安の問題でドミトリーとかは嫌なのだと言ったけど、あとから一人でよく考えると、私は良いベッドで寝るのがとても好きだ。自分の家のベッドは無印のポケットコイル脚付きマットレス(セミダブル)の上にエアウィーブの薄いマット載せたもので、そんなに高級といえるものではないけれど、外で泊まるならそれ以上のクオリティを望みたい。高いホテルのベッドは大きくて質が良い。シーツや部屋も臭くない。ホテルのドアを閉め、上着を脱いで裸足になって(スリッパは使わない)とりあえずベッドに横になる、その瞬間が至福なのだ。なんなら家のベッドもダブルで硬めでぶあついマットレスにしたい。

ただでさえ気づかれする旅先で、少なくとも数時間の至福を数千円や1万円そこそこで買えるのであれば、むしろ他を切り詰めたって構わないとも思う。いっそ泊まらず飛行機で日帰りするほうが気楽だ。この間行った城崎も名物のおいしいものを食べてお酒を飲んで、温泉に浸かって、日帰りでも十分満足できたし。

ここまで考えておもいだしたけど、実は私、もともと旅行が好きというわけではない。一人で旅をしていると、いつも使わない神経を張り詰めて疲れてリラックスできない。だから高確率で旅先でマッサージを受けてる。マッサージの間は神経をオフにできるから良いのだ。ブログで国内いろいろ出かけた記録を書いてるけど、これはだいたいデートか出張か温泉か飲みに行くかといった用事で、勝手がわかってる場所、知ってる人に会いに出かけているのであり、これは近場に出かけるのと同じぐらいの温度感で、旅行って感じではない。

旅行から帰ってきたお母さんが「やっぱり家が一番ね」っていうルーティン、あれを私はずっと忘れてない。やっぱり家と自分の住んでる街が一番だと本当に思ってる。家のベッドで寝たい、そうじゃなければ家よりも良いベッドで寝たい。特別に贅沢は言ってないと思う。だいたい、食欲・性欲・睡眠欲の三大欲求のうちふたつはベッドの上で満たされるのだし。

それと、スピリチュアルな話で恐縮だけど、寝てる間に運は充電されると思ってる。実際、そうやって雑な泊まりかたしなくなってから、いろいろ人生が上向いてる実感はある。