Love, Sweets & Yoga

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

ITM-HKD、函館の海鮮

今日も今日とて修行であり、今回の目的地は函館と弘前。

一応花見が目当てなのだけれども、例年、弘前城の桜はゴールデンウイーク前半ぐらいが満開で、その前週はちょうど開花宣言が出るかでないかぐらいになる。弘前城は特にお堀の花筏が美しい。だから、満開を過ぎたぐらいが本来の見頃で、本当はゴールデンウイークに行きたいけど、さすがにまったくホテルが取れないし、取れたとしてもむちゃくちゃ高い。なので妥協策としてさくらまつり初日の土日にしたのだけど、その週だってスマイルホテルの和室2人で2万円とかむちゃくちゃ強気価格なんだけどやむを得ない。それだけ弘前城のさくらはすごいのだ。単にさくらをたくさん植えたというだけではなく、丁寧に手入れを行なっているのでさくらの一房一房がとても大きい。だから満開の時の迫力が全然違う。

これはお堀端の三分咲きぐらいの桜をHuawei P20の夜景モードで撮影したんだけど、すごいサイバーな感じになってしまった。これが満開だったり花びらで堀が埋め尽くされてたらどれだけのことになってるかという話です。

去年は、土曜日から月曜日の旅程で、日曜日に弘前で連れと解散した後、フェリーに乗って函館に行って昔なじみの店で飲んだ。今年は、金曜日から日曜日の旅程で、先に函館まで行って飲み、そこから翌朝のフェリーで青森に向かうコースにした。朝7時40分のフェリーに乗ると昼過ぎに弘前につける。そこから弘南鉄道で大鰐温泉に行って、温泉入ってさっぱりしたとこで花見、そして飲酒というプラン。

函館

JALの伊丹-函館便はお昼に1便あるだけで、11時45分に出発してついたら13時過ぎ。晴れてたので上空から白神山地と岩木山が綺麗に見えた。

今回の宿は駅前のスマイルホテルで、でも目当ての店は駅からかなり離れてるので、宿に戻れる終バスの時間から逆算すると開店早々から飲み始めないと間に合わない、ということは、あまりのんびり観光もしていられない。函館山のロープウェイに乗って景色を見るって言ってもお昼だからどうなのかとも思うし、そしたら湯の川温泉でお風呂にでも入るというのが妥当なのかと思い、そうした。お昼ご飯は空港のレストランでジンギスカン定食とビールにした。コスパ的には微妙。街なかで食べるほうが良かったと思う。

立地的に一番好都合だったので湯の川温泉の大黒屋旅館さんでお風呂をいただいた。古き良き温泉宿といった風情でとても懐かしい。まだ夕方だったので宿泊客もおらず、ほぼ一人でお風呂を漫喫できた。といってもいかんせん狭いし古い。せっかくなので、もう少しモダンな大浴場のある施設に行けばよかったかもしれない。

そして、ここが目的地。
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もともと京都の一乗寺で長く居酒屋をやってた店主が故郷で開いたお店。私は、京都時代の常連で、一時期は店でバイトもしてた。店主は自分の店を持つ前はちゃんとした仕出し屋で修行している。正統派の京料理のルーツをもちながら、食材の宝庫である函館で店をやってるんだから、そりゃ強い。素朴な漁師料理が主体の函館で、わざわざ南禅寺の豆腐取り寄せたり、京風の手仕事がいきとどいた料理を地元の人に広めようとがんばっているのだ。出す料理としては、割烹とか小料理とかそういうジャンルになると思う。しかし、ぶっちゃけ、店構えが全然そういう感じじゃなさすぎる。もっとしゅっとした感じにすればいいのに、ごちゃごちゃしたのぼりがいっぱい立ってて残念な感じになってる。店主、そういうのが好きなタイプなんだよね。

ここに行く時は毎度、予算も決めず完全にお任せで「美味しいもの食べさせてくんろ」って事前にLINEで頼んでおいて、その日のおすすめを適当に出してもらうというスタイルで、今回の目玉は、幻のエビって言われる「ぶどうエビ」だった。確かに言われるだけのことはありすごく美味しい。が、ちょっと値段が高騰しすぎている気がするという店主の意見には同意。ぼたんエビが800円だとして、1200円なら適正価格だと思うけど、今は下手すると数千円するらしい。日本酒で言うと獺祭みたいな感じか。


お酒は全国の地酒から見繕っていろいろ入ってるけど、今回はたまたま甘口どっしり系のが多めで少し期待はずれだった。最初にいただいた播州一献のスプリングシャインが一番おいしかった。甘口で軽やかで爽やかで飲みやすい。


少し前から体のコンディションも悪くて、明日も呑むので、ビール生1と日本酒2合でしめた。乗ろうと思ってた終バスはダイヤ改定でなくなっていて、タクシーを捕まえて市電の駅まで、そこから宿に帰って早めに就寝した。

フェリーが7時40分出港で、それに間に合うように出るには駅前6時半ごろのバスに乗る必要があり、宿のご飯は食べられないから朝一で海鮮丼を食べることにした。朝市はほとんどの店は朝6時開店だけど、一部5時半とか5時からやってる店があり、地元っぽいおじちゃんがホッケの塩焼きとか食べてる。今回の店はここにした。
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ビール、グラスでお願いしたつもりが何故か中瓶が来た。たぶん、中瓶を呑みそうに見えたんだと思う。そんなに呑めないのに(結局呑んだ)

まあ、たぶん海鮮丼食べるのは観光客だよね。もちろんすごくおいしいんだけど、ご飯に刺し身載せただけだし、ある意味でファストフードっぽいところがある。日常的に朝市で食事するなら、断然定食になるだろうし、やっぱり仕事の意味ってのはある。

バス乗ってフェリーターミナルから乗船。津軽海峡の様子です。

ビューシートは日があたってポカポカしてて船に揺られてるうちに眠くなった。かなり熟睡してたみたいで「揺れてる!地震!」って飛び起きたら船だから揺れてるわけで、そうこうするうちに青森のフェリーターミナルが見えてきた。

函館と青森のフェリーターミナル、構造とかしつらえが似ているのでRPGっぽさがある。ポケモンとかMotherとかだと両方のフェリーターミナルの案内役のお姉さんが双子の姉妹だったりするやつ。(実際にそういう設定があったかなかったかは忘れたけど、いかにもありそう)

続きます。