Love, Sweets & Yoga

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

AOJ-ITM、弘前の桜(三分咲き)

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続きです。

青森の港から新青森までバスに乗り、JRで弘前に向かった。
駅で連れと合流して恒例の中みそを食べた。中みそとは、弘前市街にあるデパート「中三」の地下フードコートで食べられる味噌ラーメンのことで、弘前市民のソウルフードと言われているものである。

こういう感じで、野菜がたっぷりはいっており、にんにくと生姜の効いた甘めの味噌スープが後を引く。ミニサイズがあるので安心。

その後、弘南鉄道に乗って大鰐温泉に向かう。

旧東急の車両がかわいい。つり革の広告などは昔のまま「東横のれん街」や「109(旧ロゴ)」が揺れている。このあいだ脱線事故があって復旧はしているものの、事故現場はけっこうたいへんな感じだった。

弘南鉄道には「さっパス」というお得なチケットがあり、往復の電車代と温泉施設「鰐come」の入浴料、それに200円の金券とマッサージ10分延長券がついて1000円なのだ。鰐comeは施設がわりと綺麗で泉質もしっかりめで充実感がある。だけど、帰りの電車の都合上いつもあんまりゆっくりできない。食堂とか売店とかも気になってるし、エステも受けてみたい(10分延長チケットはつかったことがない)。
www.wanicome.com

今回も慌ただしく中央弘前に戻り、チェックインしてお城に向かった。

今年は初音ミクがイメージキャラクターになっており、桜ミクさんのパネルがあちこちにでてた。売店を冷やかし、オートバイサーカスを見た。

オートバイサーカス、巨大な樽の内壁をバイクでぐるぐるまわるんだけど、樽状の構造物の作りが木製で年季が入っててむっちゃギシギシ鳴るし揺れる。木製の建造物の内部でガソリン燃やす乗り物が走り回ってるのが、素朴に怖いと思う。もちろん、芸としての技術はすごいんだけど、それ以上に物理的に怖かった。
www.youtube.com
こういう感じで、オートバイの人が樽野中を目隠ししたり手放ししたりでひたすらぐるぐると走る。おひねりに1000円札を出すと取りに来てくれるらしいけど、怖かったので出さなかった。

私、こういう素朴な危険に対して人より怖がりだと思うけど、そのおかげで大きい怪我などもせずに歳を重ねているとも言える。

だいたい弘前で飲みに行く店は決まってて、
tabelog.com
からの

r.gnavi.co.jp
という流れ。

あば、何を食べてもおいしい居酒屋で、だいたいいつもすごい良い魚介が入ってる。最初に行った時、うにが一枚1000円で出てきて、ちょっと小さいお茶碗に一杯ぐらいの量、しかも臭みもエグみもない最高の品で強烈だった。お酒も地元のおいしいのが一通り飲める。地方の居酒屋で、ちゃんと地元のお酒をセレクトしておいてあるの嬉しい。

今回は連れがニシンの切り込みが好きだといったのを覚えていて、自家製の切り込みを出してくれたりした。あとは「ばっけみそ(ふきのとう味噌)」と、こごみの天ぷらと、白魚の卵とじ。お酒は岩木正宗の熱燗が最高だった。

その後、美萌。ここは懐かしい地元の飲み屋といった風情で、カラオケ歌ったりする。スナックっぽい店構えではあるけど、ママさんが言うにはスナックではなくあくまで「酒処」だという。実際、お酒も食べ物もしっかりしてる。ママさんおすすめの粉末の青汁をもらったけど飲みすぎて忘れてきてしまった。そして、なんかよくわからないうちに宿に帰ってきて沈没していた。

翌朝は宿で朝食(例によって食べ過ぎ)の後、飛行機の時間まで余裕もあるので、とりあえず岩木山神社に行ってみようということになった。よく晴れて暖かく、神社には「チリンチリンアイス」を売ってる屋台が出てた。秋田のババヘラアイスと似た感じで、おばちゃんが2色のアイスをヘラで盛り付けてくれるスタイルだけど、アイスは白いりんご味と黄色いパイン味の組み合わせで、花のような盛り付けにはしない。ジェラートっぽく盛ってくれる。

手水場で手と口を清めようとしたら柄杓がやたら長くて、水も勢いよく出てて楽しい。そこから、だらだらとした坂を登り、階段を登って本殿。けっこうきつい。

岩木山が綺麗に見える。

参拝後、山の方に世界一の桜並木があるというのでドライブすることにしたけれど、平地よりも桜は遅い、そして品種も山桜だから全然咲いてなかった。次は、無理にさくらまつりに合わせないでいっそGWの次の週にこの並木を見に来るのはどうだろう、とか話した。その後、ちょっと嶽温泉に立ち寄って日帰り風呂を使わせてもらい、空港から帰ってきた。

嶽温泉は、この辺りでは珍しい硫酸系のお風呂で、すごい熱いかけ流しだった。だいたいどこも年季の入った温泉旅館って感じでゆっくり湯治に来たいような秘湯。山の中らしくぼたん鍋などのマタギ料理も食べられるらしい。弘前、まちなかではどっちかというと海のものを食べてるけど、ちょっと行くとすぐ山なので「そういうのもあるのか」って感じだった。同じ街に季節ごとに行くと、いろいろ楽しみがある。次はねぷたを見に行くことになってるし宿も店も予約してある。