Love, Sweets & Yoga

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

知り合いが「なんかコスメ買いたいー」って言ってたらこの夏は多分これすすめる

クレ・ド・ポー ボーテから新しく出た4色アイシャドウ、オンブルクルールクアドリを買った。
www.cledepeau-beaute.com

表題に挙げたようなノリで「なんかいいのないー?」って質問されたらまっさきに「これ!」って言いたい。
具体的にはこういう人におすすめしたい。

  • 大人(=世間の美容インフルエンサーの言ってることがしっくりこなくなった程度の大人)
    • まだ大人じゃない人はキャンメイクとかエクセルで十分だと思う
  • そこまで美容ジャンキーではないが、自分へのご褒美的にデパコスがなにかほしい。投資するからハズレは引きたくない
    • または、美容ジャンキーだけどなんか自分の定番になるような色がほしい
    • 旅行や出張の時にコスメをたくさん持って行きたくない。間違いのないパレット1枚だけほしい

色展開見ていただくと、12種類のバリエーションがあるパレットのうち9つがブラウン系のグラデーション。4色セットのうち左下はプライマーなので実質的には上2色+右下1色の3色シャドウとして使うことになる。

昔、メイクはじめて最初に買ったアイシャドウってみんなたいていこういう色だったんじゃないかなと思う。
でも、本当に大人がほしいアイシャドウもやっぱりこういうのなんだよね。当然、当時のパレットとは質の面において大きく違うし古臭くもならないよう作られてる。
Cool Neutral Warm それぞれ4種類ずつという色展開もわかってる感がある。最近はコスメ買う時にだいたいみんなパーソナルカラーを意識して選ぶから、こういう構成は嬉しい。誰でも似合う1枚が見つかるんじゃないかしら。

パクトと中身セットで1万円ぐらいするけど、デパコスのシャドウパレットって年々値段が上がってきていて、そんなものかなという諦めもある。なにしろ日本最高峰のブランドですし。
実際に手にとっていただくと、クレ・ド・ポーボーテの容器はいちいち手に馴染むし高級感があるのよ。付属のチップの質も申し分なしだし、このへんがしっかりしてるのは本当にありがたい。外資ブランドだと高額なパレットでも案外そのへんの質に納得いかないことが多かったりする。
ベタベタしたのりでリフィルをくっつけるタイプではなく、パチっとはまるようになってる。だから持ち歩き用にケース1個買って自宅用にリフィル何色か揃えるという運用も普通にできる。

中身の4色の構成も全体に統一されていて、使い方もわかりやすいと思う。
左下のプライマーは、よくありがちなベッタベタするようなクリームではなくて若干湿り気を感じるもののあくまで固体だし汚らしくならない。アイシャドウ下地を使うとシワに溜まったりヨレが気になるお年頃でも完全にノンストレスで使える質感。白いチップで軽くまぶた全体に伸ばして下地にする。
右下は締め色として機能するブラウン。最近のパレットって締め色がない傾向がある。たぶん、若者はもうみんな目元がはっきりしてて締め色で引き締める必然性がないからなんだけど、お小遣いで埋没手術したりできなかった世代の我々、そして、まぶたがちょいしょぼくれてきた我々はやっぱり締め色がほしい。プチプラパレットの締め色はあちこち飛んでクマになったりくすんだりするけれど、この締め色はプライマーのおかげもありきちんとフィックスして崩れないし、ずっと塗った時の色が持続する。
上のミディアムトーン2色は微妙にトーンと質感が違うものがセットされていて、組み合わせ方によって表情を微調整することができる。ギラギラのラメはなく、パサパサのマットでもない。とにかく粉質はしっとり。

私は、ものすごく迷いながら、結局9番を買った。これはNeutral。左上のピンクは若干コーラルに転ぶ色で、いわゆる「ブルベ向け」ではない色だけれども、肌に馴染んで血色をプラスしてくれるので使い勝手良かった。  


旅行の時とか美容皮膚科に受診する時など、メイク道具一式持っていきたい時に迷わず手に取れるパレットができて助かった。
ちょっと前まではsuqquの1世代前の4色パレット「デザイニングカラーアイズ」の1番 優芍薬を使ってた。
これはこれでブルベ向けジャストミートではない不思議なトーンのピンクベージュがすごく便利だったんだけども、今使うと少しシルバーパールが強すぎて、一部底見え色も出てきたからそろそろ卒業かと思ってたのだった。

クレ・ド・ポー ボーテというブランド、出した定番色はだいたい5年ぐらい売り続けてくれるところが最高で、これからも正解のブラウンシャドウ探してる大人に最初におすすめできるパレットとして存在し続けてくれることを期待してる。
通販でも買えるけど、売り場の担当者の方は(デパートにもよるかもしれないけど)だいたい親切で優しいベテランが多く、客層も美しいマダムがおられて眼福だったりするので、なるべく自分の地域で一番格が高いとされているデパートのカウンターでの購入をぜひおすすめしたい。コスメのお値段ってこういう体験込みのものだと思うので。